クリニックブログ

2021.05.10更新

オルソ・ケラトロジーとは、特殊な高酸素透過性ハードコンタクトレンズを用いて角膜の形を整える近視治療法です。 夜寝ている間にレンズを装用し、朝起きたらレンズを外して、日中は裸眼視力で過ごす夜間装用が主流の使い方です。
 当院では約30年前から導入し、延べ1300人以上の人に試みました。導入時の近視の程度には差がありますが、8割以上の人に、1.0以上の裸眼視力を得ることができました。希望者の9割は小・中学生の為、近視の低年齢化、メガネに対する嫌悪感が問題とされています。
  現段階での治療効果は極めて高く、重篤な合併症は見られない為、近視の治療法の一つの選択肢に考えられています。オルソに関するご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。安全な装用を行う為には、当院眼科専門医に従い定期検診を必ず受けてください。

オルソ・ケラトロジーのQ&A
《Q1》 どうやって使うの?
《A1》 夜寝ている間にレンズを装用し、朝起きたらレンズをはずす夜間装用が主流です。レンズのケアは、清潔に丁寧に取り扱えば、従来の酸素透過性ハードコンタクトと同様です。

《Q2》 夜の装着は安全?
《A2》 レンズには連続装用が可能な高酸素透過性を有し、レンズ下に十分な涙液が溜まる構造で、レンズが柔らかく角膜に接するように設計されています。寝ている間、角膜に十分な酸素が供給されています。

《Q3》 装用した時の目の痛みは?
《A3》 装着し始め2~5分くらいはゴロゴロと感じる人がいますが、すぐ感じなくなります。

《Q4》 適応範囲は?
《A4》 近視の程度が中程度(-4D)以下なら通常有効で、裸眼視力が0.8から1.5程度まで改善する可能性があります。

    最近は進歩して、適応範囲が強度(ー6D)まで広がりました。

《Q5》 効果はいつから?
《A5》 最大の効果を得られるためには一般的に2~3週間かかり、安定した視力が得られるのは通常1~2ヶ月に得られます。しかし、治療前の視力、年齢、角膜の柔軟性により個人差があります。

《Q6》 矯正効果は?
《A6》 矯正効果が1日続くには、通常2~3週間かかります。矯正効果は永久的なものではありません。

《Q7》 オルソ・レンズの寿命は?
《A7》 マニュアル通りに取り扱うならば、レンズの寿命は2~3年と言われています。

《Q8》 オルソ・レンズの紛失、破損した場合は?
《A8》 継続者は、1枚4万6千円(税込み)となります。

投稿者: 川久保眼科

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